熱血厨房 海猿 の日記
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炎の中華飯店 ②
2011.03.28
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しばらくすると店も落ち着いて厨房で洗い物をしていると本社の部長さんが突然店にやってきた、どうも新商品の味見に来たみたいで、張を嫌いな
【理由 その3】
優しさが無い
普段から店が忙しくなるとすぐテンパって新しいバイトの子がミスををすると怒鳴り散らかす
人はミスをして成長するもの怒鳴り散らかしても委縮するだけ
そぅそぅ、部長さんが席に座り新商品を食べていると普段暇な時は、何もしないで新聞を読んでる張がせっせと動き出す。
部長さんにお冷を持って行き普段手伝わない厨房のかたずけを手伝いはじめ僕に こぅ言った。
張 『俺は、優しい人間』
正気か、こいつ…優しさって自分より立場の弱い人に無償で行う奉仕の様なもの
お前のは上司に気に入られてたくて上司に只、こびてる だけ
そして、店も終わり深夜制服を着替え家路に帰ろうとする僕を張が呼び止める
張 『待ってくれ~俺、暗いの怖いんだ~』
って、お前は小学生か!!!
ハァーァ 本当に、バカは疲れる…
と、こんな感じの張さんもその年までの張さんで今もお世辞でも仕事が綺麗とは言えないけど茹で湯も、ちょくちょく替えてるし店長に叱られたんでバイトの子にも怒鳴らなくなった。
愚痴も、たまには溢すけど僕も聞いてるふりをして殆ど聞いてないんで問題なし!(^^)!
年明けに夜中、張さんと二人だけで営業した事もあって、その時は真剣に手伝ってくれたので見せ掛けぽいが‥多少、ナンチャッテ友情なんかもあったりして ぼちぼち仲良くやってた ある日
張 『ハイ!炒飯上がり』
って、出てきた炒飯が何故か黒い?
僕 『張さ~ん この炒飯 黒いっちゃけど大丈夫?』
張 『大丈夫!中華鍋が焦げてたから少し黒いだけ 食べれる 食べれる!』
って、お客さんに黒いの突っ込まれたら
『当店自慢の玄米炒飯でーす☆』 なんて‥俺、言えねぇよ…
しっかりしてよ。張さん
おしまい!